




奈良の新進気鋭の照明会社『NEW LIGHT POTTERY』のトランクショーを見てきました。
何故か山形で。
中心都市には無い地方ならではの歴史、文化や工芸から着想を得て、プロダクトに反映出来ないかと思ったそう。
特に知り合いもいないがなんとなく面白そうだから、という感じでもあります。
その感覚、とても好きです。
普段の業務の中でも度々ポイントで使わせてもらっている照明たち。
個性、普遍性や可愛げが同居したプロダクトはいつも選定したくなる欲求に駆られます。
スタッフの方とのんびりお話し出来る機会はとても有意義でした。
このトランクショーを足掛かりに、山形や岩手の鉄器との協働を考えているとのこと。
デザイン、デザイナーと耳にすると形を考える人のように思われそうですが、その土地に根付き、また途絶えつつあるかもしれない事柄に耳を傾け、民藝や民俗学のような観点まで含め、文化を現代に昇華する行為がデザインだと思います。
実際、現行のラインナップはとても現代的にブラッシュアップされた伝統工芸が随所に見られます。
シンプルシンプルと呪文のように囃し立てられる世の中で、異彩を放つ魅力はそんなところから知らず知らずに感じているように思います。
今年は新作を発表するとおっしゃっていました。
トランクショーは約1年やるそうなので、山形で見られたら楽しいですね。
スタッフABE