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乾太くん 外部フードについて

こちらの汚いフード。

スタッフ阿部の燕沢自邸の乾太くんの排湿ダクトが繋がるフードです。

乾太くんは機器本体にホコリを濾すためのフィルターはあるものの、そこを通り抜けてしまう繊維もあるようです。

燕沢の家は築2年。

ほぼ毎日1回は乾太くんを回しています。

これを放置し続けるとどうなるのかは分かりませんが、良いことはないでしょう。

幸いにも、燕沢の家はこのフードが1階に面しているのでメンテは簡単です。

しかし、昨今の住宅事情を考慮した狭小地住宅需要を考えると、水廻りを2階に上げることも多い。

実際私もそのような設計をしている物件もあります。

乾太くんを2階設置の場合は、しっかりと定期メンテ・清掃をしなければと思います。

スタッフあべ

カフェ・カウンター什器納品

仙台市上杉のCOCO coffee and gardenさんに納品させていただきました。

ココさんのイメージをベースに製作・コスト・運搬を考慮しデザイン。

エスプレッソマシンの圧迫感を軽減するためのパーテーションとコの字型サービスカウンターです。

今回も妥協したく無いポイント、ディテール。

突板と無垢を使い分け、クラシックな剣先状の框、剣留め。

少し厚みを持たせふっくらと、なので無垢でしか出来ない納まりです。

モダンとは逆の考えで、線を増やして影を作ることでより重厚に見せます。

ラワンベニヤを羽目板状に加工して作ったパーテーション。

目地は突きつけだと表情が淡白過ぎて、サービスカウンターとコントラストが付き過ぎたため目透かし目地で納め。

ただ2.5mmベニヤのため一般的や3mm目地だと厚みに対して幅が大き過ぎる。

なので0.5mm目地、家具屋の自社設計制作でないと不可能な寸法です。

目地底は一応黒で塗り潰し、しっかりと溝感を演出。

余談ですが、デザイナーの小泉誠さんは幅の3倍深くすると聞いた覚えがあります。

天板面の通線孔は同材でフタを作り、使い勝手と見た目を両立。

位置や数はココさんに工場に来て頂き決めました。

突板になりがちな鏡板。

今回は無垢材を3mm厚にスライスし、接ぎ幅はランダム。

古い家具は、面積が埋まればピッチはラフなことが多いので、それらを参考に幅は敢えてのバラバラ。

その不連続さ・木目の不揃いさが突板と比較したとき自然な仕上がりになります。

箇所によって、空いてきたり、うねっても、木だし表情としたリアルかなと。

天板裏の面取りも図で考えつつ、最後は作りながら検討しています。

図面をしっかり描くのはもちろんで、まずそれが大事なことですが、机上の空論になることもある。

予想や感覚のズレは絶対にある。

最後は現物で確認します。

外看板も製作。

元がシート張りで、紫外線劣化が進んでいたので気になり提案。

元の鉄板を芯に、縦胴縁を蟻桟でつけて水切れ・通気を良くして乾燥を促進。

不朽対策のため乾燥が大事です。

住宅の外壁通気工法と同じ考えです。

面は杉板、縦胴縁は耐水性の高い栗材。

着色して撥水材を塗布しています。

3枚なのもビスケットサンドのようで意外と可愛らしい。

マークはココさん自身がデザイン☺️

「カフェであり、テイクアウトもやってます」

というのが瞬時に分かることを狙っています。

メルボルンで修行し、焙煎まで行うカフェです。

物珍しいコーヒー器具が沢山あり、底知れぬこだわりが窺い知れます。

ご依頼頂きありがとうございました。

COCO coffee and garden

スタッフあべ

燕沢自邸・花見の季節

公園の樹々を借景に花見。

毎年の楽しみにしている季節です。

土地を越境するが如く、迫るように咲いてくれる桜たちは圧巻です。

西向きのダイニングと北向きのキッチン越しの窓。

パッシブデザインからすれば、セオリーから逸脱した設計です。

が、この景色をいかに取り込むかがこの家の1番のポイントです。

その土地ごとの長所や個性はどこにあるのか。

土地に立ち、感じてどの方角に開くかを見定める。

それが設計の1番大事なことだと思っています。

「南は日当たりが良い」を鵜呑みにするのもダメ。

「パッシブデザインに背くからと東西北に大きな窓を作ってはダメ」もダメ。

それらを可能にする土台として、高気密高断熱が大事になってきます。

今年の桜は4月の第1週にはほぼ満開でした🌸

翌週には散るのでは?と思うほどに。

私が学生だったころ、20年、30年前に入学式や新学期ころに桜が咲いているなんてあり得ませんでした。

本当に温暖化を感じます。

未来の世代のために、そして地球のために、私たちは何が出来るのかと思ってしまう日々です。

スタッフあべ

とらや銀座・内藤廣

東京での仕事帰り前。

遠出のときは折角なので何かは見て勉強したい。

今回はとらや銀座。

銀座のど真ん中、日本一物価が高い場所で一服。

ビルに中間領域が作られ、大きな盆栽と水盤で、精神的に自然を感じました。

どんなところでも外を感じる工夫、大事です。

とても美味しいお菓子でした。

スタッフあべ

燕沢自邸・床下点検

あけましておめでとう、、、というには遅すぎました。

更新が疎かになり全く情けない。。。

気を取り直して。

冬季休暇中に床下点検してみた。

床下点検口位置、棚をずらさないと入れない。

これは明らかに失敗。

住んでみると点検口の位置はそんなに気にならない。

程よく気は使いつつ、使いやすい位置が良い。

洗面台と洗濯機の給排水。

ライニングといって壁をフカして配管することで断熱層を痛めない作りです。

無視すると構造材を欠き込んだりして通す場合も。

写真の欠きは根太掛けなので主要構造部ではないです。

外周部なので基礎内断熱材(白い所、発泡スチロールに近い材)が貼られています。

見た目はほぼ発泡スチロールだけど、防蟻剤に使われるホウ酸が練り込まれている防蟻EPS、パフォームガードです。

大引受けの鋼製束。

足元には断熱材がしっかり巻かれている。

ありがたい。

鉄は熱橋になりやすいの樹脂製束を使い工務店もいます。

外周部だけ今後はそうしようかな。

自邸では気密パッキンに城東テクノを採用。

蟻返しのツバがついています。

防蟻にボロンdeガードも散布してます。

でもまあ、何が1番良いのかはまだ模索中。

土台に少し湿り気を感じるような?

土台内にも断熱材を貼るべきか?

ただシロアリが食べられているか見えなくなり点検できなくなる。

付加断熱はあるので完全な熱橋ではないが、充填+付加断熱部よりは流石に弱い。

結露は全く無いので問題ではないですが。

内部点検してガラリ下にホコリはあるものの、蟻はおろか虫は全くおらず良かった。

防蟻はどこまで効くか分からないところ。

とりあえず出来るだけの対策として

●ホウ酸系防蟻処理剤

●蟻返し付き気密パッキン

●防蟻EPS

●基礎打ち継ぎに止水板

4段構えです。

とはいっても安心は出来ません。

アメリカカンザイシロアリは空からもきますから。

尚の事、定期点検が大事です。

ついでに災害用の10年持つ水を入れ備えました。

災害はないことが1番ですが。

スタッフあべ

木製サッシ×トリプルガラスでも結露する

宮城県仙台市にも雪が積もりました。

一晩で雪化粧。

自転車通勤には辛い時期突入。

厳冬期の到来ですね。

燕沢自邸の北側2m×2mトリプルガラス樹脂スペーサーの木製サッシ。

框まで結露しました。

絶対湿度11g/m3ながら室温18°相対湿度70%と高湿度。

朝で室温が低いこともある。

障子を閉めていたこともある。

原因・要因は様々あれど、やっぱり結露はする。

結露するほど、高湿度だったとも言える。

結露し難くは出来るけど、しない家は難しいな〜。

2階リビングということもあり階間に暖気などの送風は行っていないが、2階も1階の床下エアコン同様に窓辺にガラリをつけて送風する工夫など今後して行きたい。

スタッフあべ

スミレアオイハウス・小泉誠

建築家・増沢洵さんが1952年に建築した自邸“最小限住宅”を1999年に家具デザイナーの小泉誠さんがリデザインした“スミレアオイハウス”。

東京都三鷹市にある建坪9坪の小さな家です。

もともと個人住宅だったが2020年に一棟貸しの宿に生まれ変わりました。

ご夫婦と子供2人で暮らしていたそうです。

もう5年前に宿泊したわけだが、丁度コロナが流行り始めたので、ホテルではなく一棟貸し宿に泊まってみようと訪れました。

階段下の玄関から出入りし、直ぐにDK、吹き抜け2階と繋がる。

水回りを除いて、1ルームの構成。

9坪と数字だけ聞くと激せま・狭小なわけだが、それを感じさせない広がり感。

南面に上下で大開口があるのも広がりの効果として大きい。

窓の外は今はビニールハウスですが、当時はもっと緑豊かだったそう。

ダイニングに隣接する和室。

夫婦の寝室、子供が小さい時は4人で寝ているたそう。(仲良し)

昼間は布団を片付けて、プライベートからパブリックに早変わり。

布団のメリットであり、一室多様に使えます。

建具で仕切ることも出来ます。

コンパクトだけど、過不足ない収納力があるキッチン。

壁付けとペニンシュラの作業台。

通路幅は645と狭めですが、それが効率的に作業出来る。

カウンタートップの人工大理石のディテール。

小泉さんらしい、フレーミングする納まり。

出隅の角あて。

今でもやる敢えて誇張するディテール。

図案化するような納まり。

モンドリアンのコンポジションのような幾何学模様的割り付けな洗面所。

天板がメラニンで、多分立ち上がりもメラミンの潔い納まり。

非常にスッキリとしている。

水栓があえて白にすることで愛嬌がある。

絶妙に可愛い便器、たぶん今はない。

ペーパーホルダーが埋め込みなのも可愛い。

が、外周部のため断熱欠損になるので今はちょっと怖い。

腰から上は補修したらしい浴室。

ビス丸出し、他ディテールもあえてなのか?

グローエの水栓、絶妙に可愛い。

もちろん廃盤品だが、こういった物選びの審美眼が小泉さんは長けていると思う。

「え?そんなのあるの!?カタログでは目もくれなかったけど意外と可愛い。」

水栓でも引手でも鍵でも、そう思うことが多い。

関係者の話では、カタログは隅々まで目を通しているらしい。

小泉さんが使うあれはなんだ!?と探した結果、カタログの末の隅っこに書かれていたりする😂

味の出た床板がたまらない。

急に見える階段だけど、手しゃくりがあって意外と怖くない。

9坪狭小だし、急だけど、な割り切りも大事。

この案件を体感することで燕沢自邸のプランは出来ました。(プランは全然違うけど)

スミレアオイハウスは3間×3間=建坪9坪

燕沢自邸は3間×3.5間=建坪約11坪

少しだけ大ききけど、妻にも見てもらえたので納得してくれたと思います。

宿泊者の中には、宿泊だからこの狭さ小ささを面白がるかもしれません。

一泊だけだから許容出来ると思う方もいると思います。

でも20年に渡って住まわれ、その良さを伝えるべく一棟貸し宿にすると決めたオーナーが居ることを改めて考えたい。

“30坪無ければ狭い”

“子供部屋は6畳を2人分”

“浴室や洗面所は広く”

“LDKは◯◯畳欲しい”

などなど

一体、家に何を求めていたのだろうか?

本当に必要ことってなんだ?

“足るを知る”とは。

宿泊させていただいてから丸5年が経過して今思出せるのは、「良い家だったな〜」ということ。

願わくばまた泊まりに行きたいです。

大人気宿でもうなかなか予約は取れませんが。

家を建設をお考えの方がもしこのブログを見ていたら、是非宿泊してみて下さい。

家への価値、感覚が変わると思います。

スタッフあべ

モビールワークショップ

少し前に、2件のワークショップに参加させて頂きました。

マルシェに出店など、販売としては何度か参加してきましたが、ワークショップは初。

題して「木のカケラで作るモビールワークショップ」

様々な表情を見せる木材。

残念ながら家具としては使えないけれど、割れや節などそれも木の個性。

適当な大きさにカットだけして、参加者に選んでいただいて、めいめいのモビールが形となりました。

途中で飽きちゃうお子様笑

久しぶりの工作でだんまりなご家族。

苦戦する方、家に付けましたと連絡くれる方。

老若男女様々な方々に参加頂きました。

今後もワークショップにお誘い頂ければ、喜んで参加致します。

木を使うだけでなく、匂いや手触りといった五感に訴えかける体験。

木の魅力や物作りの楽しさを提供できればと思います。

ありがとうございました。

スタッフあべ

燕沢自邸・冬支度

長かった夏が終わり、秋が足早に過ぎ、寒い日が続くようになりましたね。

自宅の湿度計を見れば、湿度が低くなってきたので冬支度をすることにしました。

家は夏冬で、空調換気計画を切り替えて調整しています。

自邸・燕沢の家は換気は第3種換気です。

3種、1種論争はとりあえず置いといて。。

我が家の浴室は造作FRP浴室ですが、換気扇が2つ付いています。

1つは外に湿気を吐き出す為の排気用

もう1つは床下空間から空気を引っ張る為の給気用

夏期は除湿したいので、2つとも同時に稼働さ、乾燥空気を取り込みつつ、排気しています。

冬季は排気用を停止させ、浴室の湿気で居室の加湿を図っています。

でもレンジフードもあれば、乾太くんもあるので、空気が逆流したり、外気を入れないようにしなければいけません。

結局外の冷たい空気が入ってしまい、浴室が冷えてしまっても意味がない。

なので気密テープで密閉します。

こちらが床下空間から空気を送り込む給気用換気扇

冬は床下エアコンで暖まった空気を吐き出してくれるので、浴室をいつも暖かく保つことが出来ます。

そして正圧となるため、湿気を居室などに送ってくれます

狭小住宅ということもあり、シンプルながら上手くいったと思います。

とはいえ、厳冬期では寝室だけは加湿器を使っています。

昨シーズンの2階LDKの絶対湿度は約11gmほどでした。

住宅性能はUa0.37でG2手前くらいですが、それでもこんなものか(もちろん快適なのですが…)

有識者がG2.5が良いといったり、等級6.5が良いといったりするのが何となく分かります。

最近では余裕ある断熱等級6が良いと言われたり。

で、よく聞かれるのが「元は取れるのか?」ということですが、コスパだけでいえば元は取れないです。

ただ、快適で健康的でストレスのない住環境は手に入れられます。

どちらが良いかは人それぞれ。

私は後者が良いですが。

STUDIO DESSERTは仙台市宮町の工房で、家具製作、住宅、店舗の設計を行っております。

オリジナル家具、生活小物の製造販売。

新築住宅設計、リノベーション、構造計算(許容応力度計算)、温熱計算。

店舗内装設計と施工、インテリアコーディネート。

オーダーメイドキッチンを始めとする造作家具のデザイン・製作・取り付け。

設計者であり職人でもあるスタッフだから出来るきめ細やかなデザインをお届けいたします。

お問い合わせはインスタDMまで。

STUDIO DESSERT architects

STUDIO DESSERT furniture

スタッフあべ

ルイスポールセン 照明セミナー

リディアルスタイルさん主催のルイスポールセンジャパンのセミナーに参加しました。

名作照明を沢山作っているルイスポールセンですが、始まりはワインの輸入会社だったそうです。

そこからポールヘニングセンと出会い、デザイナーズ照明会社へと舵を切りました。

話しを聞く中で驚きだったのは、部品の製作や組み立てで、未だ多くの手仕事が関わっていることでした。

自社の工場やスペインのガラス工場など、沢山の職人・技術者・クラフトマンが腕を振るっています。

品々のその綺麗で均質な仕上がりからは伺い知れないことです。

「手仕事を感じないほどの綺麗さ。」

人の手が作っていること自体はとても魅力的であり価値あることだと思います。

機械仕事より手仕事の方が価値がある。

当たり前のことです。

セミナーの内容としては、照明が持つ特徴を理解してコーディネートすること。

主にはタスク照明とアンビエント照明を使い分けつつ、空間としてはどちらもあることでメリハリある照明空間が作れるということでした。

タスク照明=手元、作業用の灯り

アンビエント照明=空間全体を照らす灯り

用途に合わせつつ、程よくミックスさせることが良いのだそう。

そう言われ今の自宅を考えると、アンビエント照明が主体でタスク照明が少ないかもしれない。

今の所不満足は無く、変えるつもりはなかったのですが、何か考える余地はありそうですね!

設計において、いつも悩まされる照明計画。

最近はめっきりこの手の北欧系照明は提案していなかったので、改めて使ってみたくなりました。

スタッフ阿部