ルイスポールセン 照明セミナー

リディアルスタイルさん主催のルイスポールセンジャパンのセミナーに参加しました。

名作照明を沢山作っているルイスポールセンですが、始まりはワインの輸入会社だったそうです。

そこからポールヘニングセンと出会い、デザイナーズ照明会社へと舵を切りました。

話しを聞く中で驚きだったのは、部品の製作や組み立てで、未だ多くの手仕事が関わっていることでした。

自社の工場やスペインのガラス工場など、沢山の職人・技術者・クラフトマンが腕を振るっています。

品々のその綺麗で均質な仕上がりからは伺い知れないことです。

「手仕事を感じないほどの綺麗さ。」

人の手が作っていること自体はとても魅力的であり価値あることだと思います。

機械仕事より手仕事の方が価値がある。

当たり前のことです。

セミナーの内容としては、照明が持つ特徴を理解してコーディネートすること。

主にはタスク照明とアンビエント照明を使い分けつつ、空間としてはどちらもあることでメリハリある照明空間が作れるということでした。

タスク照明=手元、作業用の灯り

アンビエント照明=空間全体を照らす灯り

用途に合わせつつ、程よくミックスさせることが良いのだそう。

そう言われ今の自宅を考えると、アンビエント照明が主体でタスク照明が少ないかもしれない。

今の所不満足は無く、変えるつもりはなかったのですが、何か考える余地はありそうですね!

設計において、いつも悩まされる照明計画。

最近はめっきりこの手の北欧系照明は提案していなかったので、改めて使ってみたくなりました。

スタッフ阿部

天井高さはいくつ?

どんな家に住みたいですか?

夢のマイホーム(死語?)の購入、または建設することを意識し始めてから、ちゃんと向き合って考える人も少なくないように思います。

その中でも、どんなジャンルの家であろうと、みんなが関心を寄せるのが「天井高」です。

安易な気持ちでスレッズでそんなことにつあて呟いたら、400いいねを超えたのがその関心の高さの現れだと思います。

「天井が高くて広々〜」なんてCM、見たことない人はいないだろう。

天井が高い→広い→良い家、という考えが広まっている。

果たして天井が高い家が良い家なのか???

低い家は良く無い家なのか???

本質を言えば、「狭く感じるのが嫌、同じ平面積でも広がりが欲しい」なのだと思う。

私が敬愛する吉村順三も永田昌民も伊礼智といった住宅作家たちは、可能な範囲で低い天井を好む。

それは何故か。

⚫︎建材に無駄が無く経済設計

⚫︎空間の気積が減ることで冷暖房の効率化

⚫︎軒先が低くなり、外観が良くなる

⚫︎周辺宅地に日陰を作って環境の悪化を招かないため

などなど

吉村順三は「建築と人とが、親しくなれる」と粋なことを言っていた。

「ヒューマンスケール」という言葉も多用したが、親しい距離感のことなのかな?

さて、私はそんな建築家たちにどっぷり影響されているので、狭く・圧迫感を感じないことを前提とし、可能な限り低い天井高での設計に取り入れている。

自邸は2階LDKで、その平天井部と1階の各室は全て2.1m。

ですが、借景を生かした窓の取り方。

2階はロフトがあり屋根なりの勾配天井でメリハリをつける。

またペンダントライトを低めに配置したり、壁面スイッチ類は床から90㎝にして重心を低くしている。

特に寝室は寝るだけでなので出来る限る低くします。

和室は1.85mとかなり低め。

ですが和室は床座が基本で、立つのは移動のみなので身長172㎝の私は問題ありません。

むしろ安心感、籠もり感を狙っています。

フローリングから25㎝高さの小上がりになっているので床下は収納として活用しています。

この特に低い1.85mの場所があるので、対比で2.1mでも広がりを感じます。

天井高さの話しだけでなく、陽当たりよく活動的な明るいところもあれば、落ち着いた暗いところもある。

断熱と空調設備で、安心・安定した温熱環境の部屋もあれば、少し肌寒いけど風を感じる半戸外の気持ちよさもある。

そういった様々なメリハリ。

それらの両立が、豊かな生活を生むと思っています。

スタッフあべ

オリジナルラウンドテーブル

『かぶら束テーブル』と名付けました。

東屋などの建築構造に類似したため、その名を付けました。

足捌きの改善を目標に、構造と意匠の融合を図っています。

かぶら束は構造として存在し、結果的にデザインのポイントとなりました。

基本的には形に意味を持たせたい。

試作したものを自邸で使い問題ないことを確認。

金物類の選定を少し改めて、先日引き渡したK邸に納品いたしました。

今後数十年にわたって、生活の支えになることを祈っています。

スタッフあべ

ドアに猫穴開口

もう6.7年前にデザインリノベさせていただいたマンションの一室。

猫ちゃんが家族に加わったため、当時新規に製作させて頂いた建具とマンション備え付けの建具に通り道の穴を作りました。

実際依頼を受けた時はどう作るか悩みましたが、結果的には非常に綺麗に出来ました!

そして今後も少しずつ、改装をしたいとのことだったのであくまで穴の周りのみ、最小範囲での加工です。

塗装や面材が傷まないように細心の注意を払いました。

こちらはマンション備え付けの建具。

加工面も近しい色味の素材で仕上げました。

上手く出来るか不安でしたが、出来るものですね。

下穴を開ける→下地を突っ込む→正規の寸法で穴あけ→仕上げ

工事や打ち合わせに伺うといつも美味しいお茶菓子を準備してくれてて、有意義な時間を過ごさせていただいてます。

いつもありがとうございます。

床壁天井の塗り替えやキッチンのイメージ変更など、今後も楽しみです!

スタッフあべ

設備考・浄水器

燕沢自邸、キッチンには浄水器水栓を付けています。

住んで1年を経過したので浄水器カートリッジを交換しました。

クリンスイはじめ、大体この手のカートリッジは1年で交換です。

それを過ぎると、濾過したはずの成分を飲んでしまう羽目になるので気をつけましょう。

根本の蛇口を閉めてホースを2本繋ぎ直すだけ。

少々水が垂れるので、容器や袋などがあると床を濡らさずに済みます。

忘れそうだなという方は、メーカーによって定期配送も出来るのでご活用下さい。

さてさて、ここからが特に大事なお知らせ。

最近、こういったカートリッジの模倣品が出回っているらしいです。

ネット通販で購入する方、多いと思います。

少しでも安い物と探しがちですが、巧妙な偽物が販売されています。

これを知り私も怖くなりました。

造作キッチンを製作させて頂いたお施主様に気をつけるよう注意喚起しました。

オークションサイトも気をつけてください。

“誤って多く買ったのでお譲りします“という転売には要注意です。

とは言え、買ってしまったらどう確認すればよいのか、見分けることが出来るのか、と言われれば見た目では難しい所です。

そんな時にこちら、ウォーターチェッカー。

塩素に反応して、水が色付きます。

一応我が家も、交換後試してみました。

お〜よかった!無色透明!

浄水ではない水だとこの通り。

これだけで全てが分かるわけではないと思いますが、目安には出来るかと。

ウォーターチェッカー、5袋入りで400円程度です。

これで安心が買えると思えば非常に安い買い物かと。

本当に怖い世の中です。

大手ネット通販だからといった油断は出来ません。

口に入れるものですから定価だろうが、安心出来る買い方をして下さい。

スタッフあべ

建築の旅・里山住宅博つくば 伊礼智

2019年のつくば住宅博での見学。

堀部安嗣×郡司建設に続き、伊礼智×柴木材店。

ほぼ平家の美しい屋根。

屋根の形がシンプルで、水平ライン本当に美しい。

アプローチから玄関を見る。

建具は木製引き戸、広島のユダ木工のもの。

引き戸なのにも関わらず、気密性能が高いです。

引き戸は網戸もつけられるので、風通しを重視したい場合はもってこい。

ちなみにこの時は内部撮影は禁止でしたので、外観のみのレポート。

伊礼さんお馴染みの横ガラリ。

外からは中の様子が見えにくくなったり、日射遮蔽したり、防犯や台風対策になります。

自邸でも1箇所採用しているのですが、室内への陽の入り方に変化を与えてくれて綺麗です!

自邸の様子、西陽です。

北側を見る。

真ん中付近に貯湯タンクなど、外部機械室にして北側もスッキリ。

右の窓は浴室ですが、じつは引き違い窓を半分だけ使ってます。

そうすることで、片引き窓になり、中央にフレームが無いので綺麗に景色を切り取れます。

もちろん使うのは半分なので勿体無いのですが…

また浴室だと、ガラスがどうしても曇ってしまうのですが、片引き窓なら引き込めるので景色がクリアです。

自邸の浴室窓はFIX+滑り出し窓で、景色をよく見るならFIX窓だと思って設計したのですが、曇ってしまいます…見えるけど。。

浴室から外を見たい時は、開けると目の前にガラスが無くなる設計が良いと2019年を見直して気づかせてくれました!(遅かった〜…)

見学をしたこの時は、非常にショックを受けたことを覚えています。

担当した大工さんは棟梁が一級建築士。(凄っ)

そのほか2人も二級建築士。(凄っ)

工程を考えると、備え付けの家具は全てその大工さんが製作したのですが、作りも納まり本当に綺麗。

息を呑む、というより息が詰まるほど攻めてて、綺麗だけれど、緊張感すら感じてしまい、複雑な気持ちになりました。

大工さんにここまでされては家具屋の出番がないじゃんって。

伊礼智さんといえば、詳細図をたくさん描くことで知られていますが、それらが形になるとここまで空間の質が上がるのだなと痛感。

空間の良さはもちろんのこと、ディテール・収まりの良さに感服しました。

本当に綺麗で気持ちいいモデルハウスでした。

良かったらYouTubeもご覧ください。

スタッフあべ

設備考・レンジフード

初めての新築、自邸に住んで一年が経過しようとしています。

「住む・住んでいる」というのは今までの家と同じでも、設備の充実度が全く違う。

色々調べて選んだものが、実際使い心地がどうなのかというレポートは大事だと思う。

今日はレンジフードについて。

先日、やっと「お手入れ」信号が点灯しました。

(もしかしたら、気付かずしばらく前に点灯していたのかも😅)

我が家で導入したのは“FUJIOH“の“ORG-REC-AP902“

選択理由はオイルスマッシャーという仕組みがあり、10年間ファン掃除不要というメンテナンス性があったからです。

(あくまでファンだけで、ディスク、オイルガード、整流板などは清掃が必要です)

といっても、「10年後のことなんて知らんがな」ですが…

吸い上げられる油を含んだ空気を、ディスクで受けて油だけを延伸力で飛ばしオイルガードで集めるようなイメージ。

開けてみるとファン内部はすこぶる綺麗でした。

ディスクは洗剤でササっと洗えばすぐに綺麗になる。

オイルガードの写真を忘れてしまった、ですがディスク同様すぐに綺麗になった。

カタログ性能は発揮されてますね!

使用感としては、我が家はあまり油ものは作りません。

揚げ物はほぼ無く、やっても揚げ焼き程度です。

なので一年でやっと「お手入れ」信号が出たのかと。

メーカーとしては3ヶ月に一度の清掃が推奨のようです。。

ハイテクなようにと思いますが、ファンにディスクが取り付いて共に回るだけで複雑な仕組みではありません。

なので脆く壊れやすいものではないと思います。

こう言ったものは意匠を含め、様々な要素が絡み合って選ぶので、毎度これをお勧めするわけでもありません。

ただどの設備も、設計者であってもちゃんと使うのは初めてなものばかり。

またたまにレポート致します。

スタッフ阿部

玄関ドアはケチるな

昨今の建築費の上昇により、狭小化し続ける住宅面積。

そして、日本の住宅の高気密高断熱化が急務で、やっと4月から断熱性能の義務化が始まった。

と言ってもUa値0.87と水準が低すぎてなんのための義務化やら?

さて、高騰する住宅価格でコストが合わなくてどこを削ろうか?

と考えている人は沢山いるはず。

そして表題へ「玄関ドアはケチるな!」

機能的役割が多く、見た目が大事で、手に触れるところ。

毎日触る、開け閉めする、それが玄関建具です。

木の質感や鍵、金物の触感に心ときめくのは私だけではないはず!

だからそこでコストダウンは図ってはいけない。

むしろそここそ、特に良質なものを選ぶべきです。

個人的には玄関ドア選定の条件が2つあります。

とにかく高断熱であること。

木の温かみが好きなので、木製であること。

●ガデリウス・スェーデンドア

標準仕様・チーク
防火仕様・オーク

熱貫流率U値0.67と圧倒的な数値。(数字が小さいほど高断熱)

表面は突板ですが、チークやオークなど高級木面材。

防火仕様もありそれでもU値1.19、充分な性能です。

弊社直近の新築3件は全てこのガデリウスです。

●スニッカルペール

パイン面材で爽やかな印象。

U値0.85。

噂によるとガデリウスより少し安価らしい。

●コシヤマ・スペリオル

秋田製。

隠し丁番と特殊なレバーハンドルで防犯性が高い。

U値1.02。

●アルス夢窓

山形製。

無採光、ガラス無しだとU値0.95。

多点デットボルトの特殊な鍵で高い防犯性を有しています。

(工場見学にさせていただいたが、先進的な試みや姿勢に非常に感動しました!)

とまあ、挙げるとキリがないのでここら辺で…

そのほかユダ木工(0.82)、キムラ(1.04)などなど。

メーカーごとに細かく特徴、意匠に差がありつつ、性能差がある。

ガデリウスは既製品なので、寸法変更は難しいかと思います。

また他メーカーと違って突板であるのが、唯一劣る点かと。

でもU値では1番性能が良い。

また比較的安価に用意できてきたので弊社はカデリウスを選んでいました。

ガデリウス以外は突板ではなく挽き板や無垢板。

突板は1mm厚程度、挽き板は3mm、無垢は9mm程度かなと。

なので質感がしっかりしているのは無垢ですが、ガデリウスは突板の下が鉄板で、反り止めになっているので歪みにくい作りなんです。

またコシヤマやアルスは、セミオーダーが容易なので、寸法変更やハンドル変更も可能。

真鍮ハンドルにしたい場合などはそのようなメーカーに頼ることになります。

また、U値を考えなければ本当は地産地消で選びたい。

なのでコシヤマ・アルスなど国産→東北産→隣県産でまとめたいけど、まずは住まい手の利益を優先して選んでいました。

こうして改めて調べると、どのメーカーもおおよそU値1かそれを切る充分な高性能。

どのメーカーも素晴らしいです。

例えばアルミは木と比べ、1500倍熱を伝えます。

そう言われると恐ろしい…

そう言った意味でも、やっぱ木製が良い。

玄関ドアが高断熱だと玄関室が不要になる。

木製だと、LDKからドア本体が見えてても気にならない。

つまり小面積化する住宅事情にも最適なのではと思っています。

なので玄関ドアをケチってはいけない!

見た目にも性能にも良いドアを選びましょう。

スタッフあべ

美容室・カウンター什器製作

建築、住宅系のブログが何故か多くなってますが、弊社は造作・オーダー家具屋がベースです。

建築事務所さんや工務店さん、個人からも家具製作のご依頼を受けております。

今回仙台のneuk architectsさんより美容室のカウンター什器製作のご依頼を頂きました。

4.4mの圧巻のカウンター。

無垢レッドオーク材×ナラ突板×樹脂モルタル仕上げです。

ウッドショック、ウクライナ×ロシア戦争以来、ホワイトオークの価格が高騰の一途。

当時のブラックウォルナット並みです。

レッドオークはその代わりになり得る頼もしい樹種です。

モルタル部は「モールテックス」、、ではなく左官屋さんの提案するもので。

良い商材はモールテックスだけではありません。

ネームバリューで価値を判断するかはそれぞれですが、多少安価に出来たりします。

職人同士で情報交換、コミュニケーションを図りながら決めました。

そこは餅は餅屋。

「何か良いのある?」と相談すれば何かしらの提案をして貰えます。

カウンターチェアは弊社オリジナル「Hスツール」をベースにリサイズ。

ハイチェアのHスツールなので「Hiスツール」

(なんちゃって)

良い感じに収まりました。

ここからは少しマニアックな話し。

1番高いカウンター天板には実は無垢で20mmくらいの板が入ってます。

(埋没している?)

デザイン上、おそらくマッシブで塊のような感じが意図なのだと予想し、確認してこうさせてもらいました。

このような意匠だと、普通は突板で天板とすることもあるのですが、どうしても耐久性に不安がある。

経年劣化で黒ずみになってしまいます。

突板では研磨、磨き直しが出来ない。

なので天板面はやはり無垢が良い。

しゃくって見付けを3mmとし突板を被せるように納めました。

また、角、出角はヒモで納めました。

突板は無垢板を0.5mmほどにスライスしたベニアのことです。

出角はそれを45度でカットして納めますが、ぶつかったりするとあっという間にハゲてしまう。

ヒモというのは出角に無垢棒を付けることです。

今回は約3mmですが、それでも無垢は無垢。

0.5mmの突板より圧倒的に強度があります。

なので意匠上問題なければ、耐久性重視のヒモで納めさせてもらっています。

何故ヒモというかは謎です…笑

が、「建築知識」にもそう書いてあったので方言などでは無いはずです。

縁取りが出てしまうのが欠点ですが、引きで見れば気になるものでは無いと思っています。

少し細かい話でしたが、依頼者から意匠図面を頂きそれをベースに家具屋として提案することも多いです。

製作する以上、より綺麗に、より丈夫になるよう考えるのが責任だと思いますし、考えてしまうのが性です。

理想、理想以上を具現化出来るように励んでいます。

納品後オーナー様にお会いして、仕事の合間や閉店後もカウンターを見て、腰掛けて過ごす時間が増えているくらい満足しているとお言葉を頂きました。

嬉しい限りです。

ご依頼ありがとうございました。

スタッフあべ

建築の旅・里山住宅博つくば 堀部安嗣

思い起こせば2019年10月。

もう5年か、まだ5年か…?

法人化前だと思うが、会社として初めての研修旅行だったかもしれない。

少なくとも私にとっては。

里山住宅博と題し、以前に神戸で行われた催しがつくばであり、著名な建築家が複数設計していた。

その中の1人が堀部安嗣。

住宅を多く手がける建築家であっても、関係者にでもならなければそう見学出来るものではない。

住宅博はそのまたとない機会と思い、見学にこぎつけた。

下屋に越屋根。

今となっては堀部安嗣の代名詞と言えるような設計。

その始まりの1つと言える。

壁をしっかり残し、白黒モノトーン。

下屋の水平ラインが美しい。

階段室、吹き抜けを兼ねたリビングダイニング。

天井高にはメリハリがあり、ダイニングは2mとかなり低め。

でもそれが空間の落ち着きと、外観の綺麗な水平ラインを作っている。

キッチン奥には、今は当たり前のように重視されるようなった中間領域。

最低限の光、天井が綺麗な寝室。

細々、可愛げのあるディテールたち。

今となっては重厚なインテリアを作るイメージだけど、これくらいの軽やかなインテリアが私は好きだな〜。

外観の特徴でもある越屋根は、通風や採光・パッシブソーラーを兼ねた複合システムとして利用されている。

そのプランニングの上手さに驚いたな〜。

先人の知恵、地域的、土着的な構成に好感と新しい気付きを与えてくれた。

堀部さんの設計、また見たいな〜

スタッフあべ