
4月吉日(もう結構前 汗)
仙台市燕沢にて、新築住宅工事の地鎮祭がありました。
古い住宅地の一角の角地。
北西を公園とその桜並木に囲まれた気持ちの良い場所です。
準防火地域、狭あい道路によるセットバックで敷地面積約24坪の狭さ。
自然を感じる土地であっても、都市計画をヒシヒシと感じます(笑)
そんな土地での都市型住宅でありながら、山小屋のような佇まいのを目指した計画です。
屋根:ガルバリウム鋼板・太陽光パネル設置予定
外壁:杉板張り・付加断熱
窓:木製サッシ・樹脂サッシ・一部防火仕様

準防火地域なのに山小屋風?
木板の外壁なのに燃えないの?
と思われるかもしれませんが、付加断熱(ダブル断熱とも言われたり)をすれば作り方次第で木板外壁でも問題ないという実験結果があり、その仕様を採用しています。
初めから高断熱住宅を目指し、付加断熱予定であったこと。
木板外壁を採用したいという希望が合致した結果です。
ただ窓にとっては防火仕様は大きな制約であり、コストな面でも断熱性能の面でも、そして意匠の面でもなかなかの足かせとなりました。
Ua値は0.37と、もう少しでHEART20のG2だったけど惜しい所。
また北西が公園で、そちらに窓を多く大きく作ったのも影響しています。
が、そこは性能を追うだけではダメで、気持ちの良い所、遠くまで抜けている所、木々が見える所に窓を開けたい。
なので今回はこれで良かったかと思いますし、このような設計を心掛け続けたい。
2階リビングとそこから跳ね出したバルコニーで自然を取り込む。
イメージは吉村順三さんの軽井沢の山荘です。
小さいけど大きく使える、楽しい家になりそうです。
スタッフあべ
追伸
全く久しぶりのブログになってしまいました。
気合いを入れすぎても長続きしませんね。
新しい計画が始まり、また細々とですが更新しますのでお付き合い頂ければ嬉しいです。