昨年施工させていただいた小さなヘアサロンです。
レンガは本来なら床などに使用するが、ベンチの仕上げとして家具で製作。
見慣れた素材でも使い方次第で新鮮に感じます。
レセプションカウンターやベンチの丸テーブルはFRPでシームレスな見た目に。
背面の棚は大容量の収納はもちろんのこと、雑多に見えるスイッチ類の格納や排水管の隠蔽、さらにトイレの出入り口としました。
決して広くない店内にトイレの存在感を薄れさせたかったから。
照明は調光照明をメインに、ヴィンテージや名作をセレクト。
ここのテーマは『塊感』でした。
素材に木やレンガ、天然リノリウムのような普遍的で素朴な素材を使用する一方で、FRPのような近代的な素材、家具のプロポーションやミニマルな納まり、小物でまとめる。
温かみを持たせながら、サロン故に都会的な雰囲気を纏わせることができたと思います。
ロゴデザインは友人でありデザイナーとして活躍する小松大知によるもの。
初めてのコラボレーションも嬉しい出来事でした。
スタッフあべ