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木製サッシ×トリプルガラスでも結露する

宮城県仙台市にも雪が積もりました。

一晩で雪化粧。

自転車通勤には辛い時期突入。

厳冬期の到来ですね。

燕沢自邸の北側2m×2mトリプルガラス樹脂スペーサーの木製サッシ。

框まで結露しました。

絶対湿度11g/m3ながら室温18°相対湿度70%と高湿度。

朝で室温が低いこともある。

障子を閉めていたこともある。

原因・要因は様々あれど、やっぱり結露はする。

結露するほど、高湿度だったとも言える。

結露し難くは出来るけど、しない家は難しいな〜。

2階リビングということもあり階間に暖気などの送風は行っていないが、2階も1階の床下エアコン同様に窓辺にガラリをつけて送風する工夫など今後して行きたい。

スタッフあべ

スミレアオイハウス・小泉誠

建築家・増沢洵さんが1952年に建築した自邸“最小限住宅”を1999年に家具デザイナーの小泉誠さんがリデザインした“スミレアオイハウス”。

東京都三鷹市にある建坪9坪の小さな家です。

もともと個人住宅だったが2020年に一棟貸しの宿に生まれ変わりました。

ご夫婦と子供2人で暮らしていたそうです。

もう5年前に宿泊したわけだが、丁度コロナが流行り始めたので、ホテルではなく一棟貸し宿に泊まってみようと訪れました。

階段下の玄関から出入りし、直ぐにDK、吹き抜け2階と繋がる。

水回りを除いて、1ルームの構成。

9坪と数字だけ聞くと激せま・狭小なわけだが、それを感じさせない広がり感。

南面に上下で大開口があるのも広がりの効果として大きい。

窓の外は今はビニールハウスですが、当時はもっと緑豊かだったそう。

ダイニングに隣接する和室。

夫婦の寝室、子供が小さい時は4人で寝ているたそう。(仲良し)

昼間は布団を片付けて、プライベートからパブリックに早変わり。

布団のメリットであり、一室多様に使えます。

建具で仕切ることも出来ます。

コンパクトだけど、過不足ない収納力があるキッチン。

壁付けとペニンシュラの作業台。

通路幅は645と狭めですが、それが効率的に作業出来る。

カウンタートップの人工大理石のディテール。

小泉さんらしい、フレーミングする納まり。

出隅の角あて。

今でもやる敢えて誇張するディテール。

図案化するような納まり。

モンドリアンのコンポジションのような幾何学模様的割り付けな洗面所。

天板がメラニンで、多分立ち上がりもメラミンの潔い納まり。

非常にスッキリとしている。

水栓があえて白にすることで愛嬌がある。

絶妙に可愛い便器、たぶん今はない。

ペーパーホルダーが埋め込みなのも可愛い。

が、外周部のため断熱欠損になるので今はちょっと怖い。

腰から上は補修したらしい浴室。

ビス丸出し、他ディテールもあえてなのか?

グローエの水栓、絶妙に可愛い。

もちろん廃盤品だが、こういった物選びの審美眼が小泉さんは長けていると思う。

「え?そんなのあるの!?カタログでは目もくれなかったけど意外と可愛い。」

水栓でも引手でも鍵でも、そう思うことが多い。

関係者の話では、カタログは隅々まで目を通しているらしい。

小泉さんが使うあれはなんだ!?と探した結果、カタログの末の隅っこに書かれていたりする😂

味の出た床板がたまらない。

急に見える階段だけど、手しゃくりがあって意外と怖くない。

9坪狭小だし、急だけど、な割り切りも大事。

この案件を体感することで燕沢自邸のプランは出来ました。(プランは全然違うけど)

スミレアオイハウスは3間×3間=建坪9坪

燕沢自邸は3間×3.5間=建坪約11坪

少しだけ大ききけど、妻にも見てもらえたので納得してくれたと思います。

宿泊者の中には、宿泊だからこの狭さ小ささを面白がるかもしれません。

一泊だけだから許容出来ると思う方もいると思います。

でも20年に渡って住まわれ、その良さを伝えるべく一棟貸し宿にすると決めたオーナーが居ることを改めて考えたい。

“30坪無ければ狭い”

“子供部屋は6畳を2人分”

“浴室や洗面所は広く”

“LDKは◯◯畳欲しい”

などなど

一体、家に何を求めていたのだろうか?

本当に必要ことってなんだ?

“足るを知る”とは。

宿泊させていただいてから丸5年が経過して今思出せるのは、「良い家だったな〜」ということ。

願わくばまた泊まりに行きたいです。

大人気宿でもうなかなか予約は取れませんが。

家を建設をお考えの方がもしこのブログを見ていたら、是非宿泊してみて下さい。

家への価値、感覚が変わると思います。

スタッフあべ

モビールワークショップ

少し前に、2件のワークショップに参加させて頂きました。

マルシェに出店など、販売としては何度か参加してきましたが、ワークショップは初。

題して「木のカケラで作るモビールワークショップ」

様々な表情を見せる木材。

残念ながら家具としては使えないけれど、割れや節などそれも木の個性。

適当な大きさにカットだけして、参加者に選んでいただいて、めいめいのモビールが形となりました。

途中で飽きちゃうお子様笑

久しぶりの工作でだんまりなご家族。

苦戦する方、家に付けましたと連絡くれる方。

老若男女様々な方々に参加頂きました。

今後もワークショップにお誘い頂ければ、喜んで参加致します。

木を使うだけでなく、匂いや手触りといった五感に訴えかける体験。

木の魅力や物作りの楽しさを提供できればと思います。

ありがとうございました。

スタッフあべ

燕沢自邸・冬支度

長かった夏が終わり、秋が足早に過ぎ、寒い日が続くようになりましたね。

自宅の湿度計を見れば、湿度が低くなってきたので冬支度をすることにしました。

家は夏冬で、空調換気計画を切り替えて調整しています。

自邸・燕沢の家は換気は第3種換気です。

3種、1種論争はとりあえず置いといて。。

我が家の浴室は造作FRP浴室ですが、換気扇が2つ付いています。

1つは外に湿気を吐き出す為の排気用

もう1つは床下空間から空気を引っ張る為の給気用

夏期は除湿したいので、2つとも同時に稼働さ、乾燥空気を取り込みつつ、排気しています。

冬季は排気用を停止させ、浴室の湿気で居室の加湿を図っています。

でもレンジフードもあれば、乾太くんもあるので、空気が逆流したり、外気を入れないようにしなければいけません。

結局外の冷たい空気が入ってしまい、浴室が冷えてしまっても意味がない。

なので気密テープで密閉します。

こちらが床下空間から空気を送り込む給気用換気扇

冬は床下エアコンで暖まった空気を吐き出してくれるので、浴室をいつも暖かく保つことが出来ます。

そして正圧となるため、湿気を居室などに送ってくれます

狭小住宅ということもあり、シンプルながら上手くいったと思います。

とはいえ、厳冬期では寝室だけは加湿器を使っています。

昨シーズンの2階LDKの絶対湿度は約11gmほどでした。

住宅性能はUa0.37でG2手前くらいですが、それでもこんなものか(もちろん快適なのですが…)

有識者がG2.5が良いといったり、等級6.5が良いといったりするのが何となく分かります。

最近では余裕ある断熱等級6が良いと言われたり。

で、よく聞かれるのが「元は取れるのか?」ということですが、コスパだけでいえば元は取れないです。

ただ、快適で健康的でストレスのない住環境は手に入れられます。

どちらが良いかは人それぞれ。

私は後者が良いですが。

STUDIO DESSERTは仙台市宮町の工房で、家具製作、住宅、店舗の設計を行っております。

オリジナル家具、生活小物の製造販売。

新築住宅設計、リノベーション、構造計算(許容応力度計算)、温熱計算。

店舗内装設計と施工、インテリアコーディネート。

オーダーメイドキッチンを始めとする造作家具のデザイン・製作・取り付け。

設計者であり職人でもあるスタッフだから出来るきめ細やかなデザインをお届けいたします。

お問い合わせはインスタDMまで。

STUDIO DESSERT architects

STUDIO DESSERT furniture

スタッフあべ

ルイスポールセン 照明セミナー

リディアルスタイルさん主催のルイスポールセンジャパンのセミナーに参加しました。

名作照明を沢山作っているルイスポールセンですが、始まりはワインの輸入会社だったそうです。

そこからポールヘニングセンと出会い、デザイナーズ照明会社へと舵を切りました。

話しを聞く中で驚きだったのは、部品の製作や組み立てで、未だ多くの手仕事が関わっていることでした。

自社の工場やスペインのガラス工場など、沢山の職人・技術者・クラフトマンが腕を振るっています。

品々のその綺麗で均質な仕上がりからは伺い知れないことです。

「手仕事を感じないほどの綺麗さ。」

人の手が作っていること自体はとても魅力的であり価値あることだと思います。

機械仕事より手仕事の方が価値がある。

当たり前のことです。

セミナーの内容としては、照明が持つ特徴を理解してコーディネートすること。

主にはタスク照明とアンビエント照明を使い分けつつ、空間としてはどちらもあることでメリハリある照明空間が作れるということでした。

タスク照明=手元、作業用の灯り

アンビエント照明=空間全体を照らす灯り

用途に合わせつつ、程よくミックスさせることが良いのだそう。

そう言われ今の自宅を考えると、アンビエント照明が主体でタスク照明が少ないかもしれない。

今の所不満足は無く、変えるつもりはなかったのですが、何か考える余地はありそうですね!

設計において、いつも悩まされる照明計画。

最近はめっきりこの手の北欧系照明は提案していなかったので、改めて使ってみたくなりました。

スタッフ阿部

天井高さはいくつ?

どんな家に住みたいですか?

夢のマイホーム(死語?)の購入、または建設することを意識し始めてから、ちゃんと向き合って考える人も少なくないように思います。

その中でも、どんなジャンルの家であろうと、みんなが関心を寄せるのが「天井高」です。

安易な気持ちでスレッズでそんなことにつあて呟いたら、400いいねを超えたのがその関心の高さの現れだと思います。

「天井が高くて広々〜」なんてCM、見たことない人はいないだろう。

天井が高い→広い→良い家、という考えが広まっている。

果たして天井が高い家が良い家なのか???

低い家は良く無い家なのか???

本質を言えば、「狭く感じるのが嫌、同じ平面積でも広がりが欲しい」なのだと思う。

私が敬愛する吉村順三も永田昌民も伊礼智といった住宅作家たちは、可能な範囲で低い天井を好む。

それは何故か。

⚫︎建材に無駄が無く経済設計

⚫︎空間の気積が減ることで冷暖房の効率化

⚫︎軒先が低くなり、外観が良くなる

⚫︎周辺宅地に日陰を作って環境の悪化を招かないため

などなど

吉村順三は「建築と人とが、親しくなれる」と粋なことを言っていた。

「ヒューマンスケール」という言葉も多用したが、親しい距離感のことなのかな?

さて、私はそんな建築家たちにどっぷり影響されているので、狭く・圧迫感を感じないことを前提とし、可能な限り低い天井高での設計に取り入れている。

自邸は2階LDKで、その平天井部と1階の各室は全て2.1m。

ですが、借景を生かした窓の取り方。

2階はロフトがあり屋根なりの勾配天井でメリハリをつける。

またペンダントライトを低めに配置したり、壁面スイッチ類は床から90㎝にして重心を低くしている。

特に寝室は寝るだけでなので出来る限る低くします。

和室は1.85mとかなり低め。

ですが和室は床座が基本で、立つのは移動のみなので身長172㎝の私は問題ありません。

むしろ安心感、籠もり感を狙っています。

フローリングから25㎝高さの小上がりになっているので床下は収納として活用しています。

この特に低い1.85mの場所があるので、対比で2.1mでも広がりを感じます。

天井高さの話しだけでなく、陽当たりよく活動的な明るいところもあれば、落ち着いた暗いところもある。

断熱と空調設備で、安心・安定した温熱環境の部屋もあれば、少し肌寒いけど風を感じる半戸外の気持ちよさもある。

そういった様々なメリハリ。

それらの両立が、豊かな生活を生むと思っています。

スタッフあべ

オリジナルラウンドテーブル

『かぶら束テーブル』と名付けました。

東屋などの建築構造に類似したため、その名を付けました。

足捌きの改善を目標に、構造と意匠の融合を図っています。

かぶら束は構造として存在し、結果的にデザインのポイントとなりました。

基本的には形に意味を持たせたい。

試作したものを自邸で使い問題ないことを確認。

金物類の選定を少し改めて、先日引き渡したK邸に納品いたしました。

今後数十年にわたって、生活の支えになることを祈っています。

スタッフあべ

ドアに猫穴開口

もう6.7年前にデザインリノベさせていただいたマンションの一室。

猫ちゃんが家族に加わったため、当時新規に製作させて頂いた建具とマンション備え付けの建具に通り道の穴を作りました。

実際依頼を受けた時はどう作るか悩みましたが、結果的には非常に綺麗に出来ました!

そして今後も少しずつ、改装をしたいとのことだったのであくまで穴の周りのみ、最小範囲での加工です。

塗装や面材が傷まないように細心の注意を払いました。

こちらはマンション備え付けの建具。

加工面も近しい色味の素材で仕上げました。

上手く出来るか不安でしたが、出来るものですね。

下穴を開ける→下地を突っ込む→正規の寸法で穴あけ→仕上げ

工事や打ち合わせに伺うといつも美味しいお茶菓子を準備してくれてて、有意義な時間を過ごさせていただいてます。

いつもありがとうございます。

床壁天井の塗り替えやキッチンのイメージ変更など、今後も楽しみです!

スタッフあべ

設備考・浄水器

燕沢自邸、キッチンには浄水器水栓を付けています。

住んで1年を経過したので浄水器カートリッジを交換しました。

クリンスイはじめ、大体この手のカートリッジは1年で交換です。

それを過ぎると、濾過したはずの成分を飲んでしまう羽目になるので気をつけましょう。

根本の蛇口を閉めてホースを2本繋ぎ直すだけ。

少々水が垂れるので、容器や袋などがあると床を濡らさずに済みます。

忘れそうだなという方は、メーカーによって定期配送も出来るのでご活用下さい。

さてさて、ここからが特に大事なお知らせ。

最近、こういったカートリッジの模倣品が出回っているらしいです。

ネット通販で購入する方、多いと思います。

少しでも安い物と探しがちですが、巧妙な偽物が販売されています。

これを知り私も怖くなりました。

造作キッチンを製作させて頂いたお施主様に気をつけるよう注意喚起しました。

オークションサイトも気をつけてください。

“誤って多く買ったのでお譲りします“という転売には要注意です。

とは言え、買ってしまったらどう確認すればよいのか、見分けることが出来るのか、と言われれば見た目では難しい所です。

そんな時にこちら、ウォーターチェッカー。

塩素に反応して、水が色付きます。

一応我が家も、交換後試してみました。

お〜よかった!無色透明!

浄水ではない水だとこの通り。

これだけで全てが分かるわけではないと思いますが、目安には出来るかと。

ウォーターチェッカー、5袋入りで400円程度です。

これで安心が買えると思えば非常に安い買い物かと。

本当に怖い世の中です。

大手ネット通販だからといった油断は出来ません。

口に入れるものですから定価だろうが、安心出来る買い方をして下さい。

スタッフあべ

バンガードハウス・伊礼智@里山住宅博つくば

2019年のつくば住宅博での見学。

堀部安嗣×郡司建設に続き、伊礼智×柴木材店。

ほぼ平家の美しい屋根。

屋根の形がシンプルで、水平ライン本当に美しい。

アプローチから玄関を見る。

建具は木製引き戸、広島のユダ木工のもの。

引き戸なのにも関わらず、気密性能が高いです。

引き戸は網戸もつけられるので、風通しを重視したい場合はもってこい。

ちなみにこの時は内部撮影は禁止でしたので、外観のみのレポート。

伊礼さんお馴染みの横ガラリ。

外からは中の様子が見えにくくなったり、日射遮蔽したり、防犯や台風対策になります。

自邸でも1箇所採用しているのですが、室内への陽の入り方に変化を与えてくれて綺麗です!

自邸の様子、西陽です。

北側を見る。

真ん中付近に貯湯タンクなど、外部機械室にして北側もスッキリ。

右の窓は浴室ですが、じつは引き違い窓を半分だけ使ってます。

そうすることで、片引き窓になり、中央にフレームが無いので綺麗に景色を切り取れます。

もちろん使うのは半分なので勿体無いのですが…

また浴室だと、ガラスがどうしても曇ってしまうのですが、片引き窓なら引き込めるので景色がクリアです。

自邸の浴室窓はFIX+滑り出し窓で、景色をよく見るならFIX窓だと思って設計したのですが、曇ってしまいます…見えるけど。。

浴室から外を見たい時は、開けると目の前にガラスが無くなる設計が良いと2019年を見直して気づかせてくれました!(遅かった〜…)

見学をしたこの時は、非常にショックを受けたことを覚えています。

担当した大工さんは棟梁が一級建築士。(凄っ)

そのほか2人も二級建築士。(凄っ)

工程を考えると、備え付けの家具は全てその大工さんが製作したのですが、作りも納まり本当に綺麗。

息を呑む、というより息が詰まるほど攻めてて、綺麗だけれど、緊張感すら感じてしまい、複雑な気持ちになりました。

大工さんにここまでされては家具屋の出番がないじゃんって。

伊礼智さんといえば、詳細図をたくさん描くことで知られていますが、それらが形になるとここまで空間の質が上がるのだなと痛感。

空間の良さはもちろんのこと、ディテール・収まりの良さに感服しました。

本当に綺麗で気持ちいいモデルハウスでした。

良かったらYouTubeもご覧ください。

スタッフあべ