燕沢の家・自邸 冬を迎えて

高気密高断熱住宅を求め、自ら設計し、住んで半年が過ぎ、厳冬期を迎えようとしています。

自邸の性能はUA値0.37、C値0.2、ηAH値2.3です。

2階LDKで1階は寝室・水回りです。

冷暖房設備は床下エアコンとロフトエアコンです。

冬はどんな暮らしぶりになるのかずっと楽しみにしていました。

日射取得は特別多くはないので、1階の床下エアコンはずっと付けっぱなしの状況です。

率直な感想としては『もちろん暖かい、けど足元が少し寒い』です。

HEART20のG2一歩手前でも少しは寒いです。

もちろん、さむ〜い屋外から室内に入ると、賃貸アパートの時では考えられないくらい暖かいです。

玄関も浴室もトイレも暖かい。

とりあえず、寒くて辛い部屋は全くありません。

ただ、もっと強い火力の熱源が欲しい気持ちはあります。

ずっと室内にいる体には十分ですが、外で冷え切った体には少し物足りない。

やっぱり薪ストーブとかペレットとか備えるべきだったかな〜?なんて。

床下エアコンと2階LDKの相性はベストでは無かったと思います。

2階が滞在時間が長いのに、熱源は1階なので床は冷え気味です。

景色のための大窓があるのもその原因の1つです。

2階LDKなら階間エアコンが良いのかもしれません。

逆に床下エアコンのある1階の床は、ほんのり暖かく、かなり快適です。

それが2階にもあればな〜、と思います。

早朝で1階の室温は約20℃、2階は約17℃。

晴天の昼間で、2階は24℃ほどになります。

2階LDKの北と西の大窓には障子を備えています。

夏はそれほど活用出来ていなかったですが、冬の断熱効果は中々なものです。

体感的に冷気の感じ具合がまるで違う。

改めて、障子は良いものですね!

因みに夏はロフトエアコンで涼しい。

ですが、2階LDKではその冷気が混ざりきる前に床を這うように流れるのでそれもまた足元が少し冷えがち。

2階LDKの難しさを痛感してます…。

完璧では無いにしても、今ある知識を総動員して設計しても、発見や気付きはあるものですね。

まだ住み始めて半年。

今後もいろんな発見や気付きを期待したいです。

スタッフ阿部