先日、キッチンを納品して約2年になるお宅のメンテナンスに伺いました。
いつも使用させてもらっている無垢材や突板と言われるベニヤ。
どれも天然木、またはそれに由来する物なので、環境に応じて収縮はするし「動く」と言われる現象は起こる。
なので一生付き合うつもりでメンテナンスをして欲しいですし、相談はいつでも受け付けます。
メンテナンスしただけ良い表情に育つ、経年美化することがそれらの良さだと思います。
さて、「動く」ことは仕方ないといえばそれまでですが、出来るだけ劣化にならないよう工夫は必要です。
この時に作ったキッチンにはミーレの食洗機が組み込まれています。
ミーレは扉が少し開いて蒸気を放出し乾燥を促す機構です。
その時はそのことをあまり知らず扉の割り付けをしてしまったことがこの剥離の原因でもあります。
建築屋、内装屋であればそう言った設備の面からも、多角的に判断できるようにしなければと思いました。
スタッフ阿部
奈良の新進気鋭の照明会社『NEW LIGHT POTTERY』のトランクショーを見てきました。
何故か山形で。
中心都市には無い地方ならではの歴史、文化や工芸から着想を得て、プロダクトに反映出来ないかと思ったそう。
特に知り合いもいないがなんとなく面白そうだから、という感じでもあります。
その感覚、とても好きです。
普段の業務の中でも度々ポイントで使わせてもらっている照明たち。
個性、普遍性や可愛げが同居したプロダクトはいつも選定したくなる欲求に駆られます。
スタッフの方とのんびりお話し出来る機会はとても有意義でした。
このトランクショーを足掛かりに、山形や岩手の鉄器との協働を考えているとのこと。
デザイン、デザイナーと耳にすると形を考える人のように思われそうですが、その土地に根付き、また途絶えつつあるかもしれない事柄に耳を傾け、民藝や民俗学のような観点まで含め、文化を現代に昇華する行為がデザインだと思います。
実際、現行のラインナップはとても現代的にブラッシュアップされた伝統工芸が随所に見られます。
シンプルシンプルと呪文のように囃し立てられる世の中で、異彩を放つ魅力はそんなところから知らず知らずに感じているように思います。
今年は新作を発表するとおっしゃっていました。
トランクショーは約１年やるそうなので、山形で見られたら楽しいですね。
スタッフABE
次の案件のための木材を調達。
外部に使うので丈夫な栗材を選びに。
とても綺麗な材料です。
少し前のNHK「おかえりモネ」でもモデルになった登米町森林組合さんの木材です。
長物が限られている中、選べるくらい準備して頂いて助かりました。
いつもありがとうございます。
持ち帰りもう少し工房で寝かせて、加工に入ります。
何が出来るかは、もう少し先のお楽しみです。
水越
やまがたクリエイティブシティセンターQ1(山形市立第一小学校旧校舎)内にある、本と本屋の持つ新たな可能性を探す移動式本屋の「ペンギン文庫」と、どこか懐かしさを感じる独自の世界観を放つ古着屋の「BEAGLE」が新たに立ち上げたセレクトショップです。
本と洋服・生活雑貨や東北を拠点に活動するクリエイターとの共同制作のオリジナルプロダクトのアイテムを通して東北のニューカルチャーを発信しています。
「意味を持たないオブジェクトも、組み合わせることで、新しい意味を作る。」
そんなテーマを持ちながら、見てもらう展示、触ってもらう展示、フレキシブルに変えられる空間を意識しました。
展示什器は脚を取りはずし、どの天板にも組み替えが可能です。脚長、脚短にすることで全く違った表情になり空間に面白さが生まれます。
これからイベント的なことも増えてくるようなので、益々楽しみなお店です。
是非、ここにしかない宝物を見つけて下さい。
水越
改めて弊社紹介させていただきます。
主に内装デザイン、オーダー家具、建具、キッチン製作と取り付けとそれらの修理、住宅設計、リフォーム、リノベーションを行っています。
弊社は総勢５名という小さい会社ですが、木工家具職人４名、二級建築士２名、電気工事士１名が在籍しています。
木工家具職人の内２名は職業訓練校で基礎を学んできました。
宮城県仙台市宮町に工場があります。
工作機械は昇降盤、横切り盤、プレス機、角鑿、ならい旋盤、超仕上げ鉋盤、ボール盤、パネルソー、小型ＮＣなど
無垢、フラッシュ問いません。どちらも製作出来ます。
造作オリジナルキッチンやダイニングテーブルの製作が出来ます。
キーホルダーや箸置き、手鏡、スマホスピーカーや食器などオリジナル商品の展開もあります。
鍋の取手だけという依頼を受けたことがあります。
スタッフの大半がアンティークや古い物が好きです。
なのでアンティークの金物や古い家具、建具を活用する提案を得意とするのが特徴だと思っています。
建築事務所として登録し、住宅等の設計を承っております。
工務店ではありません。
Ua値は0.4程度、C値は0.5を基準とし（性能は高いことに越したことはない）太陽に素直な設計をします。
丈夫で冬暖かく夏涼しい住宅を目指しています。
内装は出来るだけ自然由来で無垢なものとし、経年美化する素材選定を基本としています。
宅建士やファイナンシャルプランナーはいませんが、土地の探しや資金計画などのご相談もお受けしています。
弊社のスタッフはよく何をしているのか分からないと言われます。
何でも屋になりたいわけではないですが、結果的に住空間設計から生活雑貨まで、多岐にわたる製作活動を日々しています。
よろしくお願いします。
スタッフabe
上記の写真は見ての通りのトイレットペーパー。
でもなんと6倍巻きのすごいやつ。
この2ロールで12ロール分の体積パフォーマンス最高のやつです。
私の家のスタンダードなアイテムです。
省スペースでこれ以外に考えられません。
収納なんてのは同じ容量なら体積は小さいことに越したことはない。
また、今までの当たり前が覆されたりすることがあります。
私としてはアタックゼロのワンハンドプッシュボトル。
なぜ今まで無かったんだと不思議に思う便利さ。
しかもそのボトルの収納は奥だけでなく掛けることが出来る。
何が言いたいかというと、何か物を作り出す人は生活力が無いとダメだと思っているということ。
このようなこと知っているだけで、水周りの提案は変わるはず。
スーパーやホームセンター、100均を周ったりするだけでも発見はある。
いくら見た目が良い家具を提案しても、必要な物が効率よく入らなければ意味がない。
こんなことでも日々の鍛錬と思って取り組んでいます。
スタッフabe
先日に続きＱ１案件。
日々お世話になっているお店の新店舗什器の制作をさせて頂きました。
tatazumaiizumai（たたずまいいずまい）
仙台のヴィンテージショップ「Utah」、セレクトショップ「nariwai」の系列店としてオープン。
期間限定ショップで後にも使い回わせるものとの要望から「普通で丁度良い」から逸脱しないことを意識しました。
平面的で表情が乏しくなりがちな鏡板は細かい縦格子で面として見せ、表情が豊かになることを狙いました。
縦格子の奥に横格子が見え、角度によって表情や陰影、奥行きに変化が生まれることを期待しています。
当初アンティークで探したが見つからず、それを真似ても意味がないと思い、モールディングとは違う表現に至りました。
先日の2.4m丸テーブルの納品で久しぶりに伺いました。
カウンターの配置が当初と変わってて「こっちの方が使いやすかったから」と。
作り込みすぎると汎用性が乏しくなるので「普通」に作って良かったと思いました。
店長である山下さんは店の作り方がピカイチに上手い。
そういう方には作り込み過ぎず、余白があった方がセンスが光る。
先日は（一応）仕事中なのに服を買ってしまいました。
ほんといい服ばかりで悩みの種でもあります。
スタッフabe
昨年末に引き渡したギャラリーから住居をリフォームした案件。
若いご夫婦とお子さんと猫ちゃんの家です。
水回りはトイレだけでしたが、そこからキッチンと浴室を追加。
キッチンはオブジェのようにかっこよくとのご要望。
イメージをしっかり伝えていただいたので完成系はすぐ想像出来ました。
大きなはめ殺しの窓があった場所には収納とベンチを。
断熱に不安があったのでガラスはペアガラスに交換し居心地がよくなり防犯性も高めました。
可愛い建具は玄関。
玄関は元あった開戸を再利用してますが、断熱性を高めるために手前に引き戸を追加。
通風のため網戸引き戸も追加。
少し変則的ですが、色んなレイヤリングを駆使して、四季を通して使い分け出来る玄関仕様です。
もちろん見た目を可愛らしくて。
猫ちゃんの脱走防止にも一役買ってます。
先日残工事と追加相談のためお伺いしました。
とてもお洒落感度が高く、作家物の雑貨や古い物、スタイリッシュからプリミティブな物までミックスで楽しく暮らして頂いてるのが伝わってきました。
今後、竣工写真を撮りますので楽しみにしててください。
スタッフabe
仙台市にて住宅を設計、新築中。
弊社は建築事務所でもあります。
景色と太陽を最大限に取り込む2階リビング。
高断熱高気密の木製フルオープンサッシ。
弊社の設計制作によるフルオーダーキッチン。
どんな時代でも変わらず愛される普遍性ある住宅を目指します。
お施主様のご好意により、オープンハウスを予定しています。
スタッフabe
やまがたクリエイティブセンターQ1にて。
新しく入ったオフィスの什器として大きな円形テーブルを納品させていただきました。
直径2.4m
社名から＊を模した鉄脚
天板はペンの当たりが良い天然素材のリノリウム
搬入、搬出を考慮した分割式です。
購入予定のスツールに合わせて少し高めな作り。
テーブルは差尺と言われる、座面から天板までの距離が使い方によって適正寸法が様々なのでいつも注意にしています。
座ってみて違和感なく納まっていました。
Q1では『New Culture Boutique ニウ』
そして『tatazumaiizumai』の内装も担当させていただきました。
どちらも楽しいお店ですので是非覗いて見てください。
スタッフabe